2026.7.18-21 チンネ左稜線

梅雨明けが待たれる中、I井さんと、私Aで、チンネ左稜線に行ってきました。

連休初日、観光客に混じり、18kgのザックを背負い(I井さんは20kg)、標高差500mの剱沢キャンプ場を目指して、出発!まだ重荷に体が馴染んでいない為、重い…

途中チングルマのお花畑に癒される。が、重い…

お昼頃、剱沢キャンプ場に到着。ここで富山県警より雪渓の情報を得る。場合によっては、別山尾根経由と思っていたが、それほど雪渓の状態は悪くないらしく、熊の岩を目指す事にした。

雨がぱらついてきたので、今日はここまでとし、テント設営。快適なテント場で、ぐっすり眠れ、体力回復!

2日目は、熊の岩を目指し、剱沢雪渓を下っていく。途中、夏道を歩く。数年前のこの時期は、ずっと雪渓が繋がっていたのに…と驚いた。500m下って、700m登り、熊の岩に到着。長次郎谷の雪渓は繋がっていて、歩きやすかった。 熊の岩は、まるで天空のテン場。絶景!

テント設営後、右俣の雪渓の下見へ。途中、大きく裂けており、ここをスムーズに処理するには、どうしたらいいか色々試してみる。トロルの舌のような所から、岩と雪をステミングして上がっていく。なかなか悪い。池ノ谷乗越まで上がり、下りは左俣の雪渓を下ることに。左俣のコルまで1時間。雪渓も緩んで、滑りやすい。少し下見をするつもりが、しっかり歩いてしまった。

3日目。満点の星空。右俣のトロルの舌も順調にクリアして、雲海湧き立つ池ノ谷ガリーへ。落石の巣窟を進み、雪渓の先の取り付きへ。すでに先行パーティーが2組。早起きね!念願のチンネ左稜線、いざ!1P目、クラックからのフェース。階段状で登りやすい。2P目、40mのフェース。荷物もロープも重い。3P目、ルンゼからピナクルの後ろへ回り込む。ロープの流れに注意。4P目、出たしステミングからフェースへ。5P目、リッジ上を、コンテで進む。6P目、7P目、高度感あるものの、手足豊富なフェース。8P目、ピナクルを2つ越え、リッジへ。一見悪そうだが、登りやすい。9P目は真っ向勝負ではなく、左にかわすと、手足あり。荷物が重いから、踏ん張って上がる。10P目、フェースからリッジへ。                                    11Pと12Pは45mくらいロープを出して繋げる。      ラスト13P目、リッジを越えて、チンネの頭へ。2人が頭に到着すると、急に青空になる。お天気に恵まれ、最高の登攀となった 。頭から数mクライムダウンし、そこから懸垂2回で、ガリーへ。 右俣から急な雪渓を下り、無事テントへ。コーヒーで乾杯し、緊張をほぐした。4日目。帰りも重いし、遠い。ありがたい事に、曇りがち。長次郎谷の雪渓は、行きにはなかったクラックが。少し岩に移るが、問題なくクリア。剱沢小屋の少し下で、雷鳥の親子が迎えてくれた。ヒナが本当に小さくて、自由気ままに歩き回っていた。雷鳥沢キャンプ場からの階段地獄は、ホームマウンテンの丹沢で培った階段技術で(⁉︎)難なく登り切り、みくりが池山荘で、paypayでブルーベリーのソフトクリームを食す。急に現代人になった気がした。
     室堂では、ホタルイカの天ぷらの入った立山そばを食す。水が美味しい!もちろん、お蕎麦もおいしい!4日間、お天気に恵まれ、トラブルもなく、笑顔でここに辿り着け、全てに感謝。特に、一緒に挑戦してくれたI井さんには、沢山サポートしていただき、感謝の限りです。

文:A