2026/4/18-19 鹿島槍東尾根(撤退)

GW前の2026年4月18-19日の予定で鹿島槍東尾根に行ってきました。

誰かが隠れています(笑

3月の谷川岳東尾根の後、話の流れで行くことになった鹿島槍東尾根、天狗尾根とならぶ積雪期の人気ルートです。

私は過去に一回登ってますが、もう10年近く前です。前日の金曜夜に海老名を出発し、道の駅安曇野松川で仮眠。

道の駅に着いて車から降りると意外なほど寒くない、暖かいのはいいなー、と呑気に考えていたがまさかあんなことになるとは・・。

翌土曜日は朝5時に起き、大町方面へ向かう。途中のすき家で朝食を食べ7時過ぎに大谷原の駐車場へ着いた。各自準備をし、ワカンはいらんよねと車にデポする。東尾根の取り付きはしばらく大冷沢沿いを進む。途中、分岐が出てくるがそちらに進むと大川沢に突き当たり、そのまま詰めていくと天狗尾根の取り付きであるアラ沢出合に出る。

大冷沢取水堰のあたりから適当に尾根を目指して登る感じ。ピンクテープもあり分かりやすいのだがのっけから藪漕ぎとなり、メンバー全員ため息をつく。尾根に出ればちょっとはマシになるだろうという予想は見事に裏切られ、沢に来たわけじゃないのに藪漕ぎの連続。今シーズン、いやこの所ずっと寡雪だとは認識していたが、まさかこんなに雪がないとは・・。

ここは本来快適な雪尾根のはず

1600mくらいでやっと雪が出てきたが、まばらな感じでほぼ地面が露出している。

途中、休憩中の別のパーティと会ったがあまりの雪のなさに上部の通行が無理ではないかということでここから下山するとのこと。

我々は一ノ沢ノ頭まで行ってみて雪の状態をみて考えましょうということで進む。

そうこうしているうちに一ノ沢ノ頭の直下、1900mくらいに着くも根雪が地面から剥がれており、雪面をトラバースするのは危険と判断し藪に入った。

信じられないくらい雪が少ない

一ノ沢ノ頭へ続くリッジの偵察に出るもひどい有様。地面は露出してるわ、雪は完全に切れて地面から浮いてわであんなのに乗ったら崩壊して滑落間違いなしということ皆のところに戻り、中止して下山しましょうとなった。無理をして事故でも起こしたら大変です。そしてこの判断が後に大正解だったことに・・。

下山といっても藪漕ぎは変わらず、至って不快な下山でした。

そして、下っているさなか、13:20頃、地震発生。突然地面から突き上げられるような地震。空間全体が揺れるような感じでした。震源は大町。震度5強ということでちょっと焦りました。幸いにも樹林帯だったので雪崩や落石のリスクは少ないとはいえ、あれだけ揺れたから余震もあるだろうと少し待ってから下山を再開。途中、緊急地震速報のアラームにビクビクしながらもなんとか無事に大谷原の駐車場まで戻った(16:20頃)

ちなみに昨年の同じ日、2025/4/18 は五竜G0峰に行ってましたが、この日も同じ震源地で地震(震度5弱)がありました。

当初は降りたら大町で風呂に入って〜、と考えていたが余震の事も考えると離れたほうが良いだろうと安曇野まで戻ることにしました。

途中にあった「あづみのランド」でお風呂に入り、こびりついた藪成分を洗い落とす。

お仲間が探してくれた安曇野インターそばの「穂の香」で食事。それぞれ釜で焚いたご飯がついており、待ったかいがありました。

山賊定食 1250円

土曜日だったこともあり、いつもの中央道小仏トンネル渋滞もなくスムーズに海老名まで帰ることが出来ました。

山行自体は撤退となりましたが、無理して突っ込んで足元崩壊で滑落、ましてや斜面で地震とか、余震に怯えながら岩峰登攀とかゾッとしないので結果的には良かったんじゃないかと思います。どのような山でもそうですが、ここまで来たんだから、、で進んでしまうと取り返しのつかないことになりがちなので自分自身を戒める意味でもいい経験になりました

文:U島